ご挨拶

2014年から始まりました「竜成の会」は皆様のお力添えを賜りまして、第四回目を迎える事となりました。今回はご縁を頂き、葛城山の修験道(しゅげんどう・日本独特の山岳信仰)の能「谷行(たにこう)」を勤めさせていただく事となりました。
 
奈良と大阪にある葛城山は、修験道の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が修行をした聖地で、今でも山伏達が山を歩き、修行を続けています。また役行者の弟子に、前鬼・後鬼という夫婦の鬼がいました。その子孫の人々は1300年の間、役行者との約束を守り続けています。今回はその子孫・葛城の五鬼のお一人である西野初雄氏にお越し頂き「葛城山の修験道と五鬼」についてお話を頂きまして、葛城山にまつわる能・狂言をご披露いたします。
 
また「谷行」の舞台となる葛城山の修行の道「葛城二十八宿(かずらきにじゅうはっしゅく)」は大阪・和歌山・奈良を跨ぎ、世界遺産に指定された大峯の「奥駈道(おくがけみち)」に並ぶルートですが、現在では開発が進み、その姿を失おうとしています。
この機会に多くの方にか葛城山の事を知ってもらう事で、能や修験道における伝統文化の価値をもう一度見直す事ができれば、と思っております。
 
今回の公演が実現するに至り、お力添えを頂きました西野様・浅村様に感謝申し上げますと共に、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
 

宇髙竜成

対談ゲスト

西野 初雄(にしの はつお)

役行者に仕えた前鬼、後鬼の子孫として和歌山県紀の川市の中津川で先祖代々、葛城入峰修行者を支えてきた五つの家(亀岡、西野、中井、中川、前阪)の一人であり、長年、葛城修験に携わる。
 

浅村 朋伸(あさむら とものぶ)

1996年より滋賀県にて故・高橋俊夫氏に仏像彫刻、修復技法を学ぶ。3年間の基礎修行を終えた後、九州や大阪で彫刻の修行を経て2011年、奈良市にて独立。天台寺門宗 総本山三井寺 熊野社 本地仏(阿弥陀如来、薬師如来、千手観音菩薩)などを手がける。仏師としての活動のほか、天台寺門宗 総本山三井寺が2012年より和歌山県、奈良県、大阪府に跨る日本最古の山岳修行ルートである「葛城二十八宿」の入峯修行を復興するにあたって、調査の依頼を受け、ルート設定と山伏の入峯修行の道案内を行っている。

番組

ご挨拶

宇髙 竜成
 

対談 「葛城山の修験道と五鬼について」

西野 初雄 浅村 朋伸 宇髙 竜成
 

仕舞 土蜘蛛

宇髙 徳成 山田 伊純
宇髙 竜成 重本 昌也 惣明 貞助 向井 弘記
 

狂言 蟹山伏

茂山 忠三郎 山口 耕道 山本 善之 岡村 宏懇
 
<休憩30分>
 

能 谷行 

宇髙 竜成 宇髙 通成 小林 巧
小林 努 原 大 有松 遼一 岡 充 原 陸
松本 薫
金剛 永謹 廣田 幸稔 豊嶋 幸洋 
森田 保美 古田 知英 河村 大 井上 敬介
松野 恭憲 今井 清隆 種田 道一 金剛 龍謹 今井 克紀 豊嶋 晃嗣 重本 昌也 宇髙 徳成
 
 
<終了予定17時頃>
終演後はロビーにてささやかなレセプション(30分程度)をご用意しております。
お時間ございましたら是非ご歓談下さい。

解説

土蜘蛛-つちぐも

土蜘蛛という人々は神話や伝承に登場する一族で、先住民・または地方豪族であったと考えられ、物語の舞台である奈良や京都には土蜘蛛を祀った塚が残っています。今では妖怪退治の物語の中にしか存在しませんが、きっと土蜘蛛の言い分もあったのではないかと思います。
 
【あらすじ】
源頼光(みなもとのらいこう)が病に掛かり寝込んでいるところに、怪しい僧(お坊さん)の姿をした男が現れ、病状を尋ねます。頼光が何者か問うと「わが背子が 来るべき宵なりささがにの 蜘蛛のふるまいかねてしるしも」という古歌を連ねて、大きな蜘蛛の姿となって千筋の糸を投げ掛けてきます。頼光は枕元に置いていた「膝丸(ひざまる)」という刀を抜いて戦いますが、やがて蜘蛛の姿は消えてしまいます。

蟹山伏-かにやまぶし

能・狂言はその半分がやさしさで出来ているのではないかと思います。能楽は悲劇、狂言は喜劇とよく言いますが、それらは人間の「どこか足りない部分」が哀しみとして現れたり、笑いになったりするのだと思います。観客はその哀しみに共感したり、笑いとして受け入れる事で「足りない部分」を認め合うのだと思います。
 
【あらすじ】
修行を終えた山伏が、弟子の強力を連れて故郷へ帰ろうとします。途中、近江の国・蟹ヶ沢へ通りかかると、蟹の精が現れ、二人の前に立ちはだかります。強力は金剛杖で蟹の精を倒そうとしますが、逆に耳を挟まれてしまいます。そこで山伏は修行の成果を見せてやろうと、数珠を揉んで祈り始めますが…。

谷行-たにこう

修験道とは日本古来の山岳信仰と密教が結びついたもので、修行者は「山に起き伏す(寝起きする)」事から山伏と言われ、特別な力を得ると考えられてきました。
「谷行」の舞台となる葛城山は大峯山に並ぶ聖地で、大阪・和歌山の県境に連なる和泉山脈から北上して奈良・大阪の県境の金剛山脈に続く峰々の総称を言います。
この葛城山系に修験道の開祖・役行者が法華経八卷二十八品を埋納したという伝承があり、これら二十八の経塚を「葛城二十八宿」と言い、修験道のルートとなっています。
「谷行」というのは、脱落者を谷底に捨ててしまうという修験道の厳しい掟の事で、この掟が今回の能のメインテーマです。
 
【あらすじ】
今熊野の山伏には松若という一人の弟子がいましたが、まだ幼かったので母の元から通っていました。ある日、山伏の一団は修行の為に葛城山に峰入りする時期になったので、その事を告げる為に松若の家に行きます。この時に松若の母は病気で伏せっていましたが、松若は母の病気の平癒を祈る為に自分も峰入りしたいと強く願い出ます。松若の父は既に他界しており、母は一人残された我が子を心配し、残るように説得しますが松若の決心は変わりませんでした。
峰入りはしたものの、旅慣れていない松若は途中で病気になってしまいます。師匠の山伏は必死にかばいますが、厳しい掟の通り、泣く泣く松若を谷行にします。師匠はすっかり気を落としてしまい自分も谷行にする様に山伏達に言いますが、「日頃の修行もこの様な時の為」と山伏達の提案により法力を使って松若を蘇生させようとします。
山伏達が懸命に祈っていると、役行者が現れて「松若は親孝行の者なので、蘇生させてやろう」と言い、伎楽鬼神を呼び出します。やがて鬼神は谷底から松若を抱き上げて行者の前に置くと、行者は「そのなたの孝行の心に感じ入ったぞ」と松若の頭を撫でて蘇生させ、山伏の元に返します。
 

公演概要

第四回 竜成の会「谷行」

 

日時

2018年6月30日(土) 午後2時 開演(午後1時開場)

 
 

場所

金剛能楽堂 京都市上京区烏中立売上ル

 
 

チケット発売日

2018年4月2日(月)10:00〜 発売開始
 
 

入場料

特等席 15,000円 (CD・お土産付き)/一等席 10,000円/二等席 8,000円 /三等席(自由席)5,000円/
親子シート 7,000円(2名様)/次世代シート(自由席)3,000円 /一等席BOX席 50,000円(1~5名様)

 
 

お問い合わせ

タツシゲの会事務局
Tel.  080-4243-7440(平日10:00〜16:00)
Mali  info@tatsushigenokai.com

チケット情報

チケット取扱い

2018年4月1日(月)10:00~販売開始

タツシゲの会事務局

080-4243-7440(受付/平日10:00~16:00)

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お電話に出られない場合もございます

その際は折り返しご連絡させて頂きますので、ご容赦くださいますようお願い申し上げます

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入場料

特等席 15,000円(CD・お土産付き)
一等席 10,000円 
二等席 8,000円 
三等席(自由席) 5,000円
 
親子シート 7,000円/2名様

6歳以上のお子様(お孫さんも可)とご一緒にお座り頂けるお席です。二階席は親子限定シートなので、リラックスしてご覧下さい。
お子様(お孫さん)と一緒に本物の芸術体験を。

 
次世代シート(自由席) 3,000円

次世代の能楽ファンを育てる目的でご用意しました。
お能を初めてご覧になる方、学生の方、演劇を志す方、これらの条件に一つでも当てはまる方がお買い上げ頂けます。(証明書等は必要ございません)  

 
一等席BOX席 50,000円/1~5名様

正面後方の御簾席です。最大5名様でご利用できます。

 
座席図

座席案内

正面席エリア

舞台の正面に位置する座席です。舞台後方には松が描かれた鏡板(かがみいた)が見えます。 
 

【特等席】

限定36席のプレミア席です。一番舞台に近い席なので舞台上の緊張感を味わえます。謡CDとささやかなお土産がついてきます。 
 

【一等席】

正面から橋掛かりまで全体を見渡す事ができる席です。舞台上の動きが全て見えるので一体感が味わえます。  
 

【次世代シート】

次世代の能楽ファンを育てる目的でご用意しました。
お能を初めてご覧になる方、演劇を志す方、これらの条件に一つでも当てはまる方がお買い上げ頂けます。  
 

【BOXシート】※ 3席限定 

正面後方の御簾席です。最大五名様でご利用できます。ゆったりとお知り合いだけで如何でしょうか。

中正面エリア

能面をかけた役者の視界は大変狭く、舞台上の柱を目安に自分の位置を把握しています。中正面の前にそびえる「目安柱」は上記の理由で取り除く事ができません。一番安い価格設定になりますが穴場の席でもあります。
 

【中正面三等席】

舞台に近い座席の中では一番価格の安い席です。柱を隔てて二つのスクリーンから見る感覚で、一番立体的に舞台を捉える事ができます。 
 

【次世代シート】

次世代の能楽ファンを育てる目的でご用意しました。
お能を初めてご覧になる方、演劇を志す方、これらの条件に一つでも当てはまる方がお買い上げ頂けます。

脇正面エリア

能舞台ならではの座席です。舞台を真横から、まるでバックステージから見るような感覚になります。またこちらから見える壁面には竹が描かれています。
 

【二等席】

正面では見る事ができない舞の奥行きを感じる事ができます。また背景に動きがなく、役者の動きだけを見たい人にオススメです。玄人はこの席から見ます。 
 

【脇正面三等席】

脇正面の後方にある席です。リラックスして見る事ができる席で、もしかしたら寝てしまうかも…?!という方も安心です。 
 

【次世代シート】

次世代の能楽ファンを育てる目的でご用意しました。
お能を初めてご覧になる方、演劇を志す方、これらの条件に一つでも当てはまる方がお買い上げ頂けます。

二階席エリア

舞台正面の二階席にある座席です。上から見下ろす形になり、現在のトレンドでは価格の安い座席となりますが、かつては貴賓席として使われていました。
 

【親子シート】

6歳以上のお子様(お孫さんも可)とご一緒にお座り頂けるお席です。お子様(お孫さん)と一緒に本物の芸術体験を。二階席は親子限定シートなので、リラックスしてご覧ください。

歌詞カード・現代語訳付き謡CD

竜成の会では公演に先立ちまして、歌詞カード・現代語訳付きの謡CDをご希望の方に1,000円にて販売いたします。事前にお聞き頂く事で、お能の台詞が聞き取りやすくなります。また、鑑賞後もお楽しみ頂く事ができます。CDはチケットと同封いたします。

託児サービス

本公演では1歳〜5歳のお子様対象の託児サービスをご用意しております。料金は2,000円〜3,000円です。お問い合わせは、タツシゲの会事務局(080-4243-7440)まで。

アクセス

金剛能楽堂
京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590
Google Map >>
 
□ 市営地下鉄烏丸線「今出川」駅 6番出口より南へ徒歩5分
□ 市バス「烏丸今出川」停留所より南へ徒歩5分
 

※ 駐車場はございませんので京都御苑の一般有料駐車場をご利用ください。 

アクセスマップアクセスマップ

お問い合わせ

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タツシゲの会事務局

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